富士猫日記

富士猫日記へようこそ。 ここでは映画やドラマ・DVD・ゲームやアニメ・漫画・本・雑誌・イベント・展覧会などなどの感想を独断と偏見で書いています。ネタバレ感想しか書けないので未読・未観の人は注意して下さい。

アニメション/日本

freedam(フリーダム・ネタバレ) 地球へ(テラへネタバレ含む)

日清カップヌードルのCMで流されていた短編アニメーションを長編にしたものをややっと借りて観ました。

以前から見たかったのですが取り扱っていなかったんですよね。
DVDで1~7まで。
freedam1~6最終の7だけはfreedan seven(特別編)となっていました。

とても解りやすく端的なストーリー。
でも希望と夢と冒険と前向きなエネルギーにあふれたいい作品です。

昔「地球へ」という話がありましたが、これは、地球外で育ったミュータントと人間との地球での共存を求めて破天荒な主人公が戦いを挑むという話がありましたが、あれは結局人間側が超能力を持った人間の進化系ミュータントとの共存を完全に拒絶したため全面戦争という形になり結果的には地球の地殻変動を制御していたコンピューターを破壊したので地球が地殻変動を起こし人間の住める状態ではなくなってしまう状態になったという(地球は破壊されていない)アンハッピー的な終幕。

freedamの話は、地球が人類のせいで住めない土地にしてしまった為に月へ移住してきた人間が人間に同じ過ちを起こさせないように地球が回復しているにも関わらず破滅した星と偽って月の市民に平和と安定を与えていたが、創造的で革新的な月の若者達によって再び地球の豊かな暮らしを手に入れ、地球住民との共存を可能にしていくという超ハッピーエンドです。また、月永住の計画ではなく実は火星移民計画の中途だった月生活だったため、フリーダムというノアの方舟のようなロケットを大量に維持していた月・エデン。それを荒れた地の地球に投入し地球はまた人類が住める豊かな地へと進化を始めるっていうもの。

さて「地球へ」と同じ作者が「エデン」という他の惑星へ移民するロケットの話を描いています。移民船の名かせエデン。
エデンは楽園という意味です。
今回は月の都市がエデン。
SFっていうのは似たような形になりやすいのでしょうかね。

DVDには日清のカップヌードルのCMが収録されています。
アニメーションの一部分をカットして使っているのかと思っていましたが似たようなシーンはありますがCMと長編のシーンは少し違うようです。
話の筋は一緒でずか、すでに死んでいたり、一緒に乗っていなかったり、1人だったのに2人だったり。
CMが最初だったことを考えると長編に直した際、ドラマとして描くには変えざるをえなかったんでしょうかね。

いずれにしてもひさびさにすがすがしく終わった話を観た感じでした。

アポロのうちあげの話などは現実の話でDVDにはアポロ打ち上げのドキュメントが入っています。ロケットの液体燃料を照明したゴダールの話も載っていてなかなか勉強になります。

面白かったです。

ジャングル大帝2009版(ネタバレ)

フジテレビ50周年記念番組

ジャングル大帝・アニメーション。
原作は手塚治虫ですが、脚本は今回用のオリジナルでした。

地球の環境汚染が進んだ未来。
地球温暖化によりジャングルが消滅しつつある地球から人口ジャングルを作り動物達を人工的に管理し動物達を救う計画。
徹底したコンピューター管理からウィルスを探知しその感染から絶滅を防ぐべく監視し感染動物を確保しワクチンを接種。
クローンの研究から絶滅種の復活を実現させる研究。

今後の地球には必要かとも思われるある意味尊い開発。しかし神の領域に踏み込みつつある人間。

そして神になるその幻想に囚われ人としての道をはずしていく主人公の父。
そしてその父の過ちから動物達を救おうとする少年。

父の過ちは結果として大自然から大きなしっぺ返しをくらうことになる。

大筋はこんなところ。

この話は、人類が選択すべき道に対して自然に敬意を払わず自然を救うと勘違いし何でも出来ると神になったと勘違いし道を誤り、強欲が大きな代償として自然からのしっぺ返しをくらうという人類への未来への警告。

少年の父は見事に勘違いな大人の代表格として誇張されて描かれます。
非情にもゴミのように動物達を処分。失敗したらぽい。
自然と動物を救うはずの開発が非情に自然を切り捨てる開発になった時点で彼は道を誤り頂点から転がり落ちていくという設定。
少年はこの話では救世主・善の存在。
非現実的な部分は少年が動物と話せるという設定と人間レベルに知能がある動物達の擬人化された行動ですかね。
フェクションですから何でもありですが。

少年は結果として父の暴走を止め自然管理体制を破壊させます。
動物達は晴れて管理からとかれて真の自然へ帰って行きますが・・・その先、真の自然は描かれていません。そこへ希望と勝利を胸に抱き向かうところで終わります。

結果的に人間が破壊したシステムですが、そのシステムを破壊したのは自然でもあります。自然が地震と噴火で破壊したのです。しかし、その噴火の導火線となったのはシステムを激しく作動させそして破壊に至らした人間。
人口ジャングルの管理システムが壊れましたが、自然の躍動は管理システムからとかれたそのジャングルをも破壊・・・・。地震と噴火で。
その真の自然に戻っていく動物達。

自然は自然のままがいい。人が手を加えた時点から狂い出す。これが大筋のテーマ。

ここからは私の自論。

しかし、ここではすべてを自然に帰すことがハッピーエンドではないのです。
すでに地球温暖化によるジャングルの減少があり動物を絶滅に追い込むウィルスの発生している地球。
動物達の完全な自然への回帰ではなく人との共存なくして動物達の未来はもうないということです。
人が自然を壊したから・・・その通り、人が悪いのですが、だからこそ人は自然を救わなくてはいけない、ただ動物達を自然に帰すだけでは駄目だと言う事です。
少年は研究所で生き残った人々や道を誤った少年の父も救ってほしいと動物達に懇願します。そして無結果として救います。
動物達の行動から改心して自然を救うことだけに研究開発する人間となることをきっとこのドラマは示唆したいのだろうと思っています。

私は地球(宇宙)は必要性を持って人類という生物を発生させたと思っています。ビックバンから太陽系の惑星が生まれ地球が誕生し地球ていう子宮は水の生物から陸の生物に進化させて今人類というDNAプログラムまで進化させました。地球から勝手に独り歩きしているように見える人DNAですが、地球プログラムからするとそうでもないかもしれません。地球をも破壊しそうな核兵器まで発明してしまう知能を持たせた地球のプログラム人DNA。地球を温暖化にさせ生態系を狂わせる人DNA。発明名人人DNA。そのDNAの開発は失敗だったのか・・・。


かつて地球は二酸化炭素に満ちていた。水の中に発生した植物が大量に光合成して長い時間をかけて酸素の多い地球に変えた。今の逆。

植物には自分の起こした地球規模の変化を食い止める発想は持たせなかった・・・というよりその知能は無い。そこまでDNAプログラムは複雑化進化していない。
進化したDNA人は自分達が地球規模で生態系を変えてしまうと気付き、食い止める知恵も組み込まれている。そう・・反省して方向・方法を変えると言う知恵を授けられている。
オゾン層破壊温暖化まで引き起こすその科学技術の発展という知能の進化は地球外の宇宙へ飛び出すことまで出来るようになった。
何でも最初からすべての先読みをした完璧なDNAプログラムなんて地球にも無理なんでしょう。DNAは失敗を繰り返しこつこつと進化しているのでしょう。人が失敗から学ぶように・・・・・。


このアニメーションで主人公の父が自然に対して非情になってしまったけれど、自然・・・地球はもっと動物・生物・自分に対して非情。
自然災害・ウィルス・・・・・。あっさりと命を奪っていく。
しかし、その災害から身を守る知恵も人DNAは授かっている。学習環境の良い先進国での自然災害の犠牲者は激減している。学習成果の集結のたまもの。
何故こんな不幸な運命が・・・・人生無情すぎる・・・という経験と地獄の中、その不幸の意味を無駄にせずに改善や他者の為に動き出す・・・そんな苦しいけれども尊い知恵だって本当は授かっていて発揮している尊い方も沢山いる・・・・。

私は地球(宇宙)は壮大な夢(目的)がありその目的に向かって進んでいると思っています。
でもそれは不完全で副作用も失敗も大きい無謀にも見える試み。
地球(宇宙)の目的・夢に耳を傾けてそれぞれの人DNAが自分の役割を見つけ生きるのなら皆幸福でいられるのかもしれない。
そう、人は好奇心と探究心と研究心と想像力と創造力を存分に発揮し人類の子孫を繋ぎずっと生き続けることが目的なのです。地球はきっと宇宙規模で生き残りこの世のすべてを見て桜花したいのです。その希望を人DNA類に託して。私たちは地球(宇宙)の分身で地球(宇宙)の目で耳で鼻で感覚であらねばいけないのでは・・・。

沢山知り学び見て感じ作り続け生きることが大切です。

もし、人類が賢一(主人公少年)の父、賢造のようならば、あっさりとリセットされてしまうかもしれませんね。その方法は千差万別・・・・。

でも次の希望を託す生物ってどんなんでしょうね・・・・。

花咲ける青少年

たまたま朝NHKBSが点いていた為朝食をとりながらそのまま見てしまいました。
月曜日からまとめて4話ぐらいずつやっています。

どんな話かというとお金持ちのお話。

花より男子・あたしんちの男子・メイちゃんの執事・花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~など何かとイケメンをあつかうものが多い今日この頃。
有閑倶楽部もやっていましたがドラマはいまいちでした。
ごくせんもある意味イケメンドラマでしたね。

そして大富豪これも最近よく取り上げるもの。それも並はずれたお金持ちね。
20年前にトレンディードラマなるものが流行った時代、この時は若者がおしゃれに贅沢な暮らしを自然にしている者的な感じで、それはそれでお金持ち的ではあったんでしょうが、今回のブームは世界的大富豪という設定が多いですね。

もちろん原作はまんが。ありえない度が強いのはまんが。でもだからこそフェクションの意味が強い。ありえないことを描くことが出来る魅力、それがまんがやドラマや映画や小説であり、その価値は高い。


このまんがは花とゆめ連載だったということなので「花ざかりの君たちへ」と同じなんですね。まぁ花とゆめと言えばパタリロとかで初代BL一派を継いだ漫画が入っていた雑誌。美少年・美青年が毎回登場してはバンコランとか言うイケメン男に落とされるっていうようなハードボイルドありのギャグ漫画があった雑誌。
と考えるとこの流れも当然なのかなぁ・・・。
ただしこのまんがはノーマルなラブロマンスのようですww。花より男子寄りね。

内容はというと大富豪の娘、未開の地で幼少時代を送らせ思春期には日本、そして現在は豪邸にもどらせ夫探しのゲームを企む父との娘の波乱の青春を夫候補の美青年と繰り広げられる友情と王族・大富豪たちならではの辛辣で血なまぐさい関係が絡む宿命と使命を描く話。・・・かな???

結果的には主人公の少女に昔から接していた少年、そのお付きの男性が夫になるのだと思うけれどね。だいたい兄と思って慕っているところが怪しいよね。一番大切ってことだから、血縁でないなら結婚だよねぇ。

とにかく出てくる男性がどいつもこいつもあり得ないほど大富豪で美青年。ありえねぇ~ってつっこんで見ているうちに三日見てしまいました。

ただ、これ題名「花咲ける青少年」ってどうなんでしょうねぇ。いかにも読者獲得の為に題名つけたわねって感じなんですね。美青年をほどほどに捉えて見ていれば結構まともな話にもなっていると思うんだけれどね。

でまぁ美少年・美青年・イケメンという人気は別に昨今始まったものでもないんだけれど、何ていうかまんがでしか描けなかった集団イケメンが人類の進化で沢山のイケメン俳優を見つけることが苦でもなくなってきたということなんですよね。世の中イケメンが増えたっていうことだね。

でまぁありえねぇ~っていうまんがが続々とドラマ化し視聴者を沸かしているわけだ。

このアニメーションを見ているとこの青年は小栗旬、このこはガクト、とか言って楽しんでしまいます。

そうとう毒されている自分にびっくりしました。


ものの怪・化猫(ネタバレ)

3年前深夜に「化猫」一話を見たっきり続きも結末も見れず、そのままになっていたアニメーション。

大正ロマンか昭和初期か。といった場面設定、人物表現。
モガ(モダンガールの略)、着物、洋服、髪型建物すべてがそんな感じ。

当初、宮崎駿の「ものの怪姫」と「千と千尋の神隠し」の影響が色濃いのかと思ったのですが、大正ロマンですね。

カメラワーク、画像処理、表現方法は従来のアニメとはかなり違います。

色は和紙ベースに和風色。主要人物意外は何故かマネキン。裸にコートだけ羽織っていたり、灰色で無表情。電車の急停車で倒れたその他の人々はまるでマネキンが倒れたのと同じ、直立のまま曲がらないで折り重なっていて笑えます。

主人公「薬売り」。何とも不思議な化粧の顔と衣装。
かっこいいのだと思いますが、多少デッサン狂っているのが残念。

一話目は電車に乗っていたそれぞれの人々が運転者の急ブレーキで何故か一両目に来てしまい、他の人は二両目以降に。
そして一両目は全員ある一人の人物の死に関わっていた。
誰も一両目から出ることはできず、トンネルの中、暴走する車両に閉じ込められます。そこー主人公「薬売り」が。

このアニメーション、テンポも独特です。この主人公「薬売り」はセリフがゆっくりで、言葉と言葉の間に間があります。まぁ何にも動じないという落ち着きがこういった表情になるのでしょう。

その他の話、以前レンタルDVDショップで借りようと探したら入荷されていませんでした。今はあるのでしょうかねぇ。

ルパン三世VS名探偵コナン(ネタバレ)

ルパンVSコナンなのでテッキリ、ルパンの泥棒をコナンが防ごうと奮闘するいわゆるとっつあん対ルパンみたいな感じかなぁと予想していましたが、違ったので良かったです。どちらかというと今回の事件に対して仲間でしたね。

最初の方こそ別々の動きで無理があるのかなと心配になりましたが、中盤からは見事に共演、違和感なく同じ世界になっていました。

銭形のとっつぁんと毛利小五郎。コナンとルパン。コナンと次元(次元をパパと呼ぶコナンと嫌がる次元に爆笑)。不二子とコナン。小五郎に扮するルパンなどからみの楽しいところ盛り沢山でしたね。

何というか、銭形のとっつぁんと毛利小五郎って結構キャラ似ているんですねwww。
ちなみにコナンとルパンは似てませんねぇ。コナンはやっぱり堅気だし、ルパン一味は資本は泥棒であり何をするにしても真っ当な筋の世界で生きてはいないしね。

さてさてストーリーとしては、またまたお姫様ネタということでルパン三世としてはお馴染みのパターン。
そして頭脳明晰な少年と、というパターンもルパン三世的には珍しくない話。天才探偵、天才刑事、ハッカーやコンピューターの天才や数学物理の天才などルパンではありましたよね。
ということで、珍しいのはコナンが天才大泥棒に接触したということと、味方関係で動いたということでしょう。
そしてあっさりとコナンが工藤新一で心と頭脳が高校生って見抜かれてしまいました。どの情報網から探り当てたんでしょうねぇ。ルパン一味の組織情報網恐るべし。くぅ~。何話にあたっても必至で隠し通せてきた大切な秘密なのに、ルパン達にはあっさり。
ということは今までのコナンの敵や関係組織ってルパンに比べたら相当脳なし・・・ってことでしょうかね。すごく必至にコナン相手に奮闘していましたが・・・。
何て言うかルパン一味からしてみるとコナンを取り巻く事件の一部始終は片手で転がせてしまうものかもしれませんね。
とわいえコナン君が高校生以上の知恵と頭脳と機転が利くことは確か。きっとルパン三世一味も敵にしたら手ごわいガキってことになりそうですね。

さて、ルパン三世ファンとして不満なのは五右衛門の出番がものすごく少なかったことでしょうか。セリフもお決まりのセリフ・・・。ファンサービスだとしてもワンパターンなのはちょっと場が白けて苦しいですよねぇ。

見せ場は毛利小五郎に扮したルパンがコナンの変声機で話すセリフで事件の真相を明かすシーン。
コナンの変声機からの毛利の声は声優神谷明が話しているでしょうが、ルパンが口を挟んで話す毛利の声は声優山田康雄の声を真似る栗田貫一。さすが物真似キング栗貫。神谷明の声真似で毛利扮するルパン調に話すという二重の合わせ技。あなたにこそ変装名人ルパンの名を与えたいですね。

不二子の声、増山江威子さんもかなりお歳。でも頑張ってお色気出しています。さすがに機敏さがぬけてきたようですが・・・。まぁ30年も声を担当してくれば皆おとしになるのは当然。でも是非声優の皆さん頑張って下さい。

日本テレビさん楽しい企画ありがとうございました。ごちそうさま。

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