結構こういう話は好きです。

ライアーゲーム、ガンツ、カイジ、デスノート ちょっとずつ違うけれど似たような匂い。
今はやっているんですかね。

デスノートとカイジは同じ藤原君主演ですね。
バトルロワイアルにも出ていたっけね。

似た匂い。

インシテミルは藤原君演じる青年が時給がえらく高いバイトに綾瀬演じる女性にコンビニで突然進められて来てしまうことから始まります。

そして10人がある家に集められてゲーム開始。

そして一夜目1人目の死体が。

昔、萩尾望都の「11人いる」という漫画があったのですが、それは宇宙大学の最終試験で10人が宇宙船に乗りこみ決められた日数を無事過ごさなくてはいけないというテストのSF話。

テスト開始とともに全員が気づく10人のところ11人いると。
それからというものトラブル続き。皆お互い誰が11人目の侵入者か疑心暗鬼の中テストが進む。

結論は11人目は大学側が送り込んだトラブルメーカー。つまりトラブルを起こしてその対処を探らせるものだった。事故はその11人の仕組んだものとほんの偶然のものだった。


ということでインシテミルの結末がなんとなく最初からわかっていたのですが、(大筋は「11にいる」とはまったく違いますがひっかけどころやしかけが似てるということで)それでも面白かったのでOKです。

ところでこの話ぐろいところもありますので注意です。



以上は9月にDVDで観たのですが、
10/14(土)にTVでやっていましたね。
北大路 欣也さんがいい味だしまくっていました。
二度見ても面白かった。
欣也さんが助かる役で良かった。

それにしても「疑心暗鬼」って恐ろしいですよね。
自分が生きる為に相手を殺す・・・・・そんな心理に襲われるのが怖い。
だいたい本当に(話の中での本当という意味)殺人鬼がいたのだから、鍵の無い部屋で過ごすの怖いですよね。

自分がまともと思っていても回りがまともでなかったら、はたして自分がまともでいられるのか。
つまり主人公「藤原くん」のようにいられるかどうかということ。

結構深く考えさせられますね。

ところで、世の中、ある程度生きていろんなところで経験値積むと気がつくのだけれど、
信じられない人って案外沢山いるんですよね。
利用したり、打算していたり、足引っ張ったり、陥れたり・・・・。
皆自分の立場を守ったり上げたりするために色々やるんですね。
社会では。
そしてふっとその穴に自分がはまりかけることもあったりして・・・・・危ない危ない、同じ穴のむじなになり下がるところだったなんて結構あったりするんだな。

ずるいことした人ってあまりいい最後がない。
反省して罪の分行いや言動でつぐない続けると罪が軽減されていく。これもあるらしい。
「神」はいるのかわからないけれど、人は案外平等に出来ていてそれもそれでびっくりします。

それに気がついた時、ずるをして周りを陥れたり立ちまわったりしている人を見ると、絶望せずにこう思うようになりました。
「ああ、また将来を不幸になろうとしている人がいる・・・この方法ではいずれ報いが来てしまう・・・本当の幸せのつかみ方に気がつかないなんて・・・気の毒に」

「助言を受けいる価値を持ちあわしていない人は、助言してくれる人はいんいないだろう、もしいたとしても助言した人も体調を崩すから。神が必死で止めるんだな。その人の罪は自分が気がつかなくてはならない時に自分で償わせなさいと。もし助言される価値のある失敗者ならかならずしかってくれたり助言してくれる人が現れます。でもその助言を一筋の蜘蛛の糸を受け入れないならあとは自分で罪をつぐなうべく不幸がやってくるのです。」

ところで親はその最大の助言者です。何故なら助言に伴う負を追うことを苦としない愛があるから。つまり犠牲を追って助言ししかるのが親。ゆえに親のしつけは尊いもの。
社会の助言には愛のないものがあります。それは相手に改善させる愛ある「しかり」ではなく「排除」したい悪意の注意だから。

ということで両親は大切にしましょう。

あっとインシテミル、最後一億円を投げてしまう主人公。
これだけは私はもったいないと思ってしまいラスト納得できません。そんな私はまだまだ「世俗の欲」から解脱できない未熟者です。