南極料理人・ゴールデンスランバー・クヒオ大佐

を観ました♪

堺雅人いいですねぇ。

なんであんなに終始クールに微笑んでいるられるのでしょう。
素晴らしいですね。

この中でのお気に入りはゴールデンスランバーでしょうか。

ゴールデンスランバーとは黄金のどろみ・・・うとうととして気持ちよくまどろんでいる時のことらしい。
でもここではそういう意味での題名ではなく、ビートルズの名曲「ゴールデンスランバー」を主人公(堺雅人)がよく聞いていて別れた彼女との青春の思い出と話のスパイスとして使ったものを題名に持ってきたようで。

宣伝文句はこんな感じ(*・ω・)ノ
凱旋パレード中、突如爆発、新首相が死亡した。同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。現れた警官は、あっさりと自分に拳銃を発砲。首相暗殺犯の濡れ衣を着せられるという巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?

最終的にはもと彼女(竹内裕子) と病院仲間で出会ったアウトロな患者と旧友たちが助けるのだけれどそもそもの陰謀は陰謀のまま。事件は別の死体を容疑者として被疑者死亡で解決してしまう。しかし、犯人として登録されたままの主人公はこれも偶然出会った成形アイドルのコネクションで成形し世の中から存在を消したというところで終了。「チカンは死ね」という子供の頃父に書かされた習字。それを書いて実家に送ったり、当事者しか知らない友人の浮気のことを彼女に知らせたりして、こっそり生存を知らせたりと味な終わり方でした。


友人の助け方には罪に問われそうで少々現実的には無理かも感がありますが、まぁ陰謀隠しも含めてあやふやになったという解釈にしておきます。

連続殺人犯の男もなかなか味のあるものでこの話を面白くしていました。

「クヒオ大佐」は結婚詐欺。
実話からだそうですが、大佐演じる詐欺師の堺雅人がまたばかっぽくていいんですね。
カメハメハ大王の従妹の親戚のなんたらかんたら(こんな感じ)でアメリカ人。
全然英語話せなくていわゆる外人なまりの日本語をしゃべる。
それでも何でか女がだまされるっていう男の感じをよく出しています。
ばれたときの顔の表情は絶妙です。

「南極料理人」はなんてことのないストーリー展開ですが、堺雅人が、繊細で丁寧で美的センスと味覚センスに優れた料理人を味わい深く演じるのでそれだけで観ていて楽しい話になっています。
小林聡美主演の「かもめ食堂」も好きだったので繊細に料理を美味しそうにつくる感じが好きなんでしょう。
感覚としては共通したものがあります。

どれも面白かったです。