富士猫日記

富士猫日記へようこそ。 ここでは映画やドラマ・DVD・ゲームやアニメ・漫画・本・雑誌・イベント・展覧会などなどの感想を独断と偏見で書いています。ネタバレ感想しか書けないので未読・未観の人は注意して下さい。

2011年09月

インシテミルと(漫画・11人いる) ネタバレ注意

結構こういう話は好きです。

ライアーゲーム、ガンツ、カイジ、デスノート ちょっとずつ違うけれど似たような匂い。
今はやっているんですかね。

デスノートとカイジは同じ藤原君主演ですね。
バトルロワイアルにも出ていたっけね。

似た匂い。

インシテミルは藤原君演じる青年が時給がえらく高いバイトに綾瀬演じる女性にコンビニで突然進められて来てしまうことから始まります。

そして10人がある家に集められてゲーム開始。

そして一夜目1人目の死体が。

昔、萩尾望都の「11人いる」という漫画があったのですが、それは宇宙大学の最終試験で10人が宇宙船に乗りこみ決められた日数を無事過ごさなくてはいけないというテストのSF話。

テスト開始とともに全員が気づく10人のところ11人いると。
それからというものトラブル続き。皆お互い誰が11人目の侵入者か疑心暗鬼の中テストが進む。

結論は11人目は大学側が送り込んだトラブルメーカー。つまりトラブルを起こしてその対処を探らせるものだった。事故はその11人の仕組んだものとほんの偶然のものだった。


ということでインシテミルの結末がなんとなく最初からわかっていたのですが、(大筋は「11にいる」とはまったく違いますがひっかけどころやしかけが似てるということで)それでも面白かったのでOKです。

ところでこの話ぐろいところもありますので注意です。



以上は9月にDVDで観たのですが、
10/14(土)にTVでやっていましたね。
北大路 欣也さんがいい味だしまくっていました。
二度見ても面白かった。
欣也さんが助かる役で良かった。

それにしても「疑心暗鬼」って恐ろしいですよね。
自分が生きる為に相手を殺す・・・・・そんな心理に襲われるのが怖い。
だいたい本当に(話の中での本当という意味)殺人鬼がいたのだから、鍵の無い部屋で過ごすの怖いですよね。

自分がまともと思っていても回りがまともでなかったら、はたして自分がまともでいられるのか。
つまり主人公「藤原くん」のようにいられるかどうかということ。

結構深く考えさせられますね。

ところで、世の中、ある程度生きていろんなところで経験値積むと気がつくのだけれど、
信じられない人って案外沢山いるんですよね。
利用したり、打算していたり、足引っ張ったり、陥れたり・・・・。
皆自分の立場を守ったり上げたりするために色々やるんですね。
社会では。
そしてふっとその穴に自分がはまりかけることもあったりして・・・・・危ない危ない、同じ穴のむじなになり下がるところだったなんて結構あったりするんだな。

ずるいことした人ってあまりいい最後がない。
反省して罪の分行いや言動でつぐない続けると罪が軽減されていく。これもあるらしい。
「神」はいるのかわからないけれど、人は案外平等に出来ていてそれもそれでびっくりします。

それに気がついた時、ずるをして周りを陥れたり立ちまわったりしている人を見ると、絶望せずにこう思うようになりました。
「ああ、また将来を不幸になろうとしている人がいる・・・この方法ではいずれ報いが来てしまう・・・本当の幸せのつかみ方に気がつかないなんて・・・気の毒に」

「助言を受けいる価値を持ちあわしていない人は、助言してくれる人はいんいないだろう、もしいたとしても助言した人も体調を崩すから。神が必死で止めるんだな。その人の罪は自分が気がつかなくてはならない時に自分で償わせなさいと。もし助言される価値のある失敗者ならかならずしかってくれたり助言してくれる人が現れます。でもその助言を一筋の蜘蛛の糸を受け入れないならあとは自分で罪をつぐなうべく不幸がやってくるのです。」

ところで親はその最大の助言者です。何故なら助言に伴う負を追うことを苦としない愛があるから。つまり犠牲を追って助言ししかるのが親。ゆえに親のしつけは尊いもの。
社会の助言には愛のないものがあります。それは相手に改善させる愛ある「しかり」ではなく「排除」したい悪意の注意だから。

ということで両親は大切にしましょう。

あっとインシテミル、最後一億円を投げてしまう主人公。
これだけは私はもったいないと思ってしまいラスト納得できません。そんな私はまだまだ「世俗の欲」から解脱できない未熟者です。






ガンツGANTZ 少しねたばれ。

二宮くんと松ケン主演。
『週刊ヤングジャンプ』に連載されている同名漫画を原作とするSF アクション映画

さて、まんがは読んだことはないのですが、面白かったです。
GANTZを観て感じたことは、「キューブ」 突然わけのわからない部屋につれてこられてっていうとこだけですが似てるとかんじてしまうまいた。

また、変な球体があって・・・・。っいうのが、2001宇宙の旅に出てくる月面の怪しい石の碑を思い出します。

色々面白いのですが、結末はまだで、「友」思う気持ちに芽生えたところでつづく。
part2も観ないとなんとも言えないので感想ネタバレは次回。

堺 雅人 主演映画 いくつかネタバレ注意

南極料理人・ゴールデンスランバー・クヒオ大佐

を観ました♪

堺雅人いいですねぇ。

なんであんなに終始クールに微笑んでいるられるのでしょう。
素晴らしいですね。

この中でのお気に入りはゴールデンスランバーでしょうか。

ゴールデンスランバーとは黄金のどろみ・・・うとうととして気持ちよくまどろんでいる時のことらしい。
でもここではそういう意味での題名ではなく、ビートルズの名曲「ゴールデンスランバー」を主人公(堺雅人)がよく聞いていて別れた彼女との青春の思い出と話のスパイスとして使ったものを題名に持ってきたようで。

宣伝文句はこんな感じ(*・ω・)ノ
凱旋パレード中、突如爆発、新首相が死亡した。同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。現れた警官は、あっさりと自分に拳銃を発砲。首相暗殺犯の濡れ衣を着せられるという巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?

最終的にはもと彼女(竹内裕子) と病院仲間で出会ったアウトロな患者と旧友たちが助けるのだけれどそもそもの陰謀は陰謀のまま。事件は別の死体を容疑者として被疑者死亡で解決してしまう。しかし、犯人として登録されたままの主人公はこれも偶然出会った成形アイドルのコネクションで成形し世の中から存在を消したというところで終了。「チカンは死ね」という子供の頃父に書かされた習字。それを書いて実家に送ったり、当事者しか知らない友人の浮気のことを彼女に知らせたりして、こっそり生存を知らせたりと味な終わり方でした。


友人の助け方には罪に問われそうで少々現実的には無理かも感がありますが、まぁ陰謀隠しも含めてあやふやになったという解釈にしておきます。

連続殺人犯の男もなかなか味のあるものでこの話を面白くしていました。

「クヒオ大佐」は結婚詐欺。
実話からだそうですが、大佐演じる詐欺師の堺雅人がまたばかっぽくていいんですね。
カメハメハ大王の従妹の親戚のなんたらかんたら(こんな感じ)でアメリカ人。
全然英語話せなくていわゆる外人なまりの日本語をしゃべる。
それでも何でか女がだまされるっていう男の感じをよく出しています。
ばれたときの顔の表情は絶妙です。

「南極料理人」はなんてことのないストーリー展開ですが、堺雅人が、繊細で丁寧で美的センスと味覚センスに優れた料理人を味わい深く演じるのでそれだけで観ていて楽しい話になっています。
小林聡美主演の「かもめ食堂」も好きだったので繊細に料理を美味しそうにつくる感じが好きなんでしょう。
感覚としては共通したものがあります。

どれも面白かったです。

ハリーポッター「死の秘宝」Paer1.2ネタバレ注意

公開して二カ月近くなってきたのでそろそろ感想を書いてもいいかなぁ。
重要シーンもすべてネタバレですので、結論を知らないでこれから観る方はご注意ください。

すでに原作を読んだ人達はもそもそも結論を知って観たわけですが、私は何て言うか自分の読んだ時の衝撃や想像を超えたスペクタクルが映画にあったという印象はあまり受けませんでした。

賢者の石から10年間、映画を観てきたのですが・・・・・。

原作と比較しても面白かった一番で好きな映画は「秘密の部屋」かもしれません。

ダニエル君の顔もルパート君のかわいさも秘密の部屋かアズカバンの時がピークだったのかなぁ。
でもエマちゃんは最終話にいくほどに美人になりましたねー。

大好きなアランリックマンも随分歳をとりました。
セブルススネイプが35歳前後で亡くなる計算ならば倍の年齢で演じたということです。すごい。

パート2の見どころはやはりセブルススネイプの最後。
「LOOK AT ME」

邦訳では「ぼくを見てくれ」だったかな。

原作では耳から(だったかな)出る銀の液体を取るようハリーに話し最後の言葉がハリーの緑の目を見て「Look at me」でした。
こが何を意味したかは銀の液体を「憂いの篩」に入れてセブルスの記憶を見てからわかるというもの。

映画ではセブルスの死の間際にハリーが困惑して目をそれしそうになった時に
「Look at me!!!」と強く叫び、涙から出る銀の液体を取るようジェスチャーします。
そして最後に
「リリーと同じ緑の目だ」と言い残し息絶えます。


眠くなってしまった・・・。
つづきは後日

監獄島 ネタバレ注意

ケーブルテレビでやっていたので観ました。

とある大富豪のテレビプロデューサーが有料ネットサイトの放送での高視聴率を狙い、ある番組を企画。

それは、絶海の孤島に世界中から10人の死刑囚を釈放を餌にして呼び寄せるが、実は釈放され自由になれるのは孤島で戦って生き残った最後の一人だけというルールであり、死刑囚には足に時限爆弾をはめさせてスタート直前にそれを伝達、強引に島に落とし有無を言えない状況の中殺し合わせるというおぞましい生番組。

足の爆弾はもちろん自分ではずせば「BOOOM!!(ドカン!!)」。「赤い止め」も付いていて誰でも外せて外すと「BOOM!!(ドカン!!)」。これは自分意外の囚人に狙われる。そして30時間経つと時間切れ誰でも「BOOOM!!(ドカン!!)」。

どいつもこいつも極悪非道な面構え。

さてこれだけだと映画としてはスパイスが足りません。
そこで登場するのがスキンヘッドのいかにも「ダイ・ハード(なかなか死なない)」的な死刑囚ではないマッチョ男。

そう。そのマッチョ男は急きょ人数が不足してごたごたした情報の中で死刑囚と間違われて呼ばれた、かつて傭兵でその後政府の極秘任務として事件の容疑者を始末してきた有能かつ忠誠心の強いスナイパー。

連れてこられた面接の際に本当のことが言えない為に適当に答えたところ、悪事の経歴を勝手に作られメンバーとなってしまう。

他の囚人はあの手この知恵を使いむごく殺したり殺されたり。
プロデューサはリアルな殺しの度に上がる視聴率の上昇で意気揚々。
そのプロデューサー番組を面白くする為に美味しい囚人へ偶然的に物資を落としたりと演出までしちゃうという。
その番組制作に共にやりがいを感じるスタッフ。
不道徳な番組を作った・流したことに怒りを持つ記者。
死刑囚と知りつつもやはり残酷なシーンに耐えられないスタッフ。
死刑囚でも死刑で殺されるべきと同情する女性スタッフ。
こんな目に会っていることをネットで観て知る、極秘スナイパーということも知らない妻


勧善懲悪的な映画で、正義は勝つ的な映画です。が考えさせられるところもありました。


劇中で「死刑囚だからお互いが殺し合いで死んでもいいんだ」というプロデューサー。

劇中で死刑囚がむごく殺し合っているのをネットから不快に観ていた視聴者もスキンヘッドが弱気を助ける良い奴と認識してからは死刑囚がスキンヘッドを狙うと「やられないで」と思い相手の死刑囚が倒れる(自爆も含めて死ぬ)と「良かった」となでおろす。

正義側に演出されたスキンヘッドのスナイパーが悪の死刑囚とプロデューサーをやっつける(殺す)と「ヤッター」となる映画を観る側の私達。


どう言ったらいいのか解らないのですが、結果的には「殺す」ことを「よし」として楽しんてだんですよね。

悪は「ヒーローに殺されたり、何かで死んですっきり」と感ずる感覚。
「殺しはいけない」と感ずる感覚。
国によっては死刑制度があったりなかったり。

「悪と善」「殺す・殺される」フェクションで有っても無くても考えると深すぎて混乱。

それを感じさせられた映画でした。




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